新潟市異業種交流研究会協同組合

ACTIVITY RESULTS活動実績

2020/10/07
中小企業定着率・採用力向上等支援事業補助金実績報告

新潟市異業種交流研究会協同組合では、地域の中小企業の人材採用と企業定着を応援することを目的に、中小企業連携合同採用・研修(N-GROW)を実施。

 

<実施内容・実績>

令和元年9月25日 経営者の意識改革セミナー(22名/18社参加)

令和元年10月10日 世代間交流イベント(75名/38社参加)

令和元年12月16日 実践ワークショップ&セミナー(29名/15社)

 

<成果・概要>

(1)全体

 中小企業という事でそもそも知名度が低く、優秀な人材が集まらないという悩みはあるものの、全体的には新規採用状況については比較的計画通りに実施されている印象。にも拘わらず、採用後のフォローでノウハウや人的フォローが足りずに離職に結びついている事例も見受けられる。企業によっては育成方法がしっかりとプランニングされている会社が少なく、意識はあるものの実践に結びついていないのが大きな課題。

 

(2)経営者の意識改革について

 採用・労務・育成の手法を互いに情報交換できたことは有意義であり、大きな成果と考える。人を育てる意識の薄い中小企業に若手が入社してくる可能性を考えると経営者の意識改革が急務であることを感じている。

 

(3)定着率向上・採用力向上について

 世代間のギャップに気付かず、独自の研修方法等で若手社員のヤル気をそいでいる等、人材のそれぞれの癖を理解することや、ヤル気を出させることに難しさを感じている企業も多く、世代を超えたコミュニケーションを図ることで、今の若者世代の考えを知ることができたのが一番の成果であった。

 

(4)周知・広報など

 組合企業126社、組合他企業431社に参加を呼びかけた。

世代交代は迫っているので、人材確保は必要だと思っているが積極的な活動ではなく、有料の採用サイトは高い上に良い人材が確保できるかどうかは分からないので、必要ないと感じている企業がとても多い印象を受けた。

人材育成研修に費用を投じる中小企業は、地方の中でも、特に新潟は少ないと感じている。また、工業系では独自に大学・高校、専門学校とのパイプを持っており、新卒採用している企業が見受けられたこともあり、合同採用というテーマで企業を集めることが難しく、採用企業の母体が少なかったこともあり、大学へのPR活動は見送った。

 

(5)今後について

 次年度以降のN-GROW事業では、経営者の意識改革を含めた人材育成に重点をおいた研修制度を充実させていきたい。

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